【6月5日 AFP】韓国南西部・珍島(Jindo)沖で沈没した旅客船セウォル(Sewol)号の犠牲者の遺体が、沈没現場から40キロ離れた海域で見つかった。当局が5日、明らかにした。

 韓国海洋水産省によると、新たに発見された遺体は同日、沈没船の北西40キロの海域に浮かんでいるのを地元の漁師が発見したという。指紋の照合により、行方不明者の1人と確認された。

 修学旅行中の多数の高校生を含む476人を乗せたセウォル号が沈没したのは4月16日。これまでに289人の遺体が収容されたが、依然15人が行方不明のままとなっている。

 ここ2週間の沈没船内の捜索では遺体は見つかっていないが、ダイバーらは極めて危険な環境の中で捜索活動を続けている。捜索活動ではこれまでに2人のダイバーが死亡している。(c)AFP