【5月15日 AFP】韓国南西部・珍島(Jindo)沖で旅客船セウォル(Sewol)号が沈没し高校生ら約300人が死亡・行方不明となった事故で、韓国検察などの合同捜査本部は15日、乗客らを見捨てて逃げたとしてイ・ジュンソク(Lee Joon-Seok)船長ら乗組員4人を「不作為の殺人罪」で起訴した。聯合ニュース(Yonhap)が伝えた。

 4人は、乗客らに船内に待機するよう指示する一方、沈み始めた船から脱出。沈んでいく船に閉じ込められた多くの乗客を置き去りにした。

 この事故では、乗客乗員476人のうち、これまでに281人の死亡が確認され、23人が現在も行方不明のままとなっている。(c)AFP