【5月21日 AFP】ボクシング、WBA・WBC世界ウェルター級の無敗の王者、フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)の次戦が、9月13日に行われることが分かった。

 このためアミール・カーン(Amir Khan、英国)との対戦は、宗教上の理由からまたしても難しくなった。

 日程はメイウェザー・プロモーション(Mayweather Promotions)のレナード・エレブレ(Leonard Ellerbe)CEOが、米スポーツ専門チャンネルESPNの公式ウェブサイトで明かした。対戦相手や会場については未定だという。

 マルコス・マイダナ(Marcos Maidana、アルゼンチン)を対戦相手に選んで勝利した今月の試合で、メイウェザーが対戦を避けたカーンは、以前からイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」を祝うため、9月には試合はできないと語っていた。

 カーン自身は今月のメイウェザーとの対戦を熱望し、昨年12月の試合をキャンセルしてまで、5月の試合に万全の態勢で臨むことを目指していた。

 ところがメイウェザーはカーンに数か月もお預けを食らわせた上、結局は対戦相手にマイダナを指名し、迎えた5月3日、3-0の判定で勝利して戦績を46勝0敗(26KO)に伸ばした。

 カーンはメイウェザーの前座試合でも勝利しており、自身でも対戦相手としての地位を固めたと考えていたが、実際には本人の思った通りにはなっていない。

 エレブレCEOは、「今は対戦相手を探している。2週間後にはその部分をはっきりさせられるだろう」と語った。

 マイダナとの再戦も候補に挙がっている。(c)AFP