マンU、新指揮官にファン・ハール氏を招へい
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【5月20日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は19日、新指揮官にオランダ代表監督のルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)氏が就任すると発表した。
サッカー界の公然の秘密がついに公表され、次期監督に招へいされたファン・ハール氏は、不振にあえぐ英国の名門サッカークラブで「歴史を築く」と常勝軍団の復活を誓った。
また、同クラブの歴代最多出場記録を持つライアン・ギグス(Ryan Giggs)が現役引退を発表し、アシスタントコーチに就任することが決まった。
ユナイテッドと3年契約を結んだ62歳のファン・ハール氏は、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League2014-15)出場権獲得に失敗するなど悲惨な結果を招き、4月に解任されたデビッド・モイーズ(David Moyes)前監督の後を引き継ぐ。
自身の能力に対する自信をめったに失わない厳格なファン・ハール氏は、オランダ・エールディビジのアヤックス(Ajax)で国内リーグ、国内カップ、さらにチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたのをはじめ、AZアルクマール(AZ Alkmaar)、スペインのFCバルセロナ(FC Barcelona)、ドイツのバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でもチームをタイトル獲得に導いた経歴を持つ。
そして、ファン・ハール氏は英国サッカー界での最初の仕事で、さらなる成功を収めることに疑念を持ってはいない。
「プレミアリーグで仕事をすることを常に望んでいた」と述べた。
「世界最高峰のクラブであるマンチェスター・ユナイテッドの監督として働くことは、私にとって非常に誇らしい」
「かつて監督として、オールド・トラフォード(Old Trafford)で試合を経験したことはあるが、スタジアムの素晴らしさや、ファンがどれほど情熱的でサッカーを知り尽くしているか分かっている」
「このクラブは大きな野望を持っている。私もそうだ。一緒に歴史を築くことを確信している」
しかしながら、ファン・ハール氏は、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)でオランダ代表の指揮官を務めるため、仮に同国が決勝トーナメントに進出すれば、ユナイテッドに合流するのは7月中旬になる可能性がある。(c)AFP/Julian GUYER