【5月16日 AFP】サッカー元イングランド代表のリオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)が15日、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)退団についての質問を拒否した上で、今後について検討中だと述べた。

 プロモーションのためシンガポールを訪れているファーディナンドは、自身のウェブサイトで発表した声明について質問されると、「もう終わったことだ」とコメントした。

 ファーディナンドは報道陣に対し、「今季限りで退団するという声明については、もう終わったことだ。『リオ・ファーディナンド問題』にはしたくない」と語った。

 ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で過ごした12年間で、多くのトロフィーを獲得した35歳のファーディナンドは、声明のなかで、「自分の思うような形で別れを告げることは、状況が許さなかった」と明かしていた。

 今季のホーム最終戦で招集されなかったファーディナンドは、12日に今季限りでクラブを去ることを表明している。

 英国メディアは、今季終了直前にファーディナンドに対して契約延長の意思がないことを伝えたことについて、長い間チームに貢献してきた選手に対する不当な扱いだったと報道している。

 マンチェスター・シティ(Manchester City)のセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)と一緒に登場したファーディナンドは、今後については検討中だと答えたが、声明のなかで「体調を万全に整え、次の目標に備える」としていたとおり、現在は新天地を探しているとみられる。

 ファーディナンドは、「将来については分からない。今は(シンガポールでの)プライベートな時間を楽しんでいる。次のステップについてじっくり考える時間はないよ」と語った。(c)AFP