【5月10日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2014)は9日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第10シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-4、6-4でスペインのフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez)を下し、準決勝進出を果たしたと同時に、日本人男子として初めての世界ランクトップ10入りを決めた。

 現在同12位の錦織は、ここまでの試合で13連勝を収めており、12日に発表される最新のランキングで10位以内に浮上することが確実になっている。

 24歳の錦織は、3月のソニー・オープン2014(Sony Open 2014)で4強入りを果たしたものの、脚の付け根の故障で棄権を余儀なくされており、復帰初戦として臨んだ2週間前のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2014)では、クレーコート大会での初優勝を飾った。

 錦織は、「トップ10入りは自分にとって大きな目標だったが、現段階では1週間の話なので、いいプレーを続けて10位以内を維持したい」とコメントした。

「僕の目標は、1週間だけそこにいることじゃない。しばらくの間、順位をキープしたいです」

 錦織は、この日の第2セットで腰の違和感に苦しめられたが、第5シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)と対戦する10日の準決勝では、調子を取り戻したいと話している。

「大丈夫だと思います。絶対にとは言えません。リカバリーに充てられる時間は半日だけなので、厳しいとは思いますが、大丈夫だと信じています」

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