【4月27日 AFP】女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2014)は26日、ドイツのシュツットガルト(Stuttgart)でシングルス準決勝が行われ、大会第6シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は6-1、6-2で第8シードのサラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)を下し、決勝へ駒を進めた。

 2012年から大会連覇を飾っているシャラポワは、3年連続の優勝まであと1勝に迫った。

 クレーコートを得意とするエラーニだが、シャラポワはわずか1時間足らずで試合に決着をつけ、2012年の全仏オープンテニス(French Open 2012)から始まった直接対決を再び制した。

 この大会で12試合負けがないシャラポワは、「上位に進むほど試合は厳しくなるけど、ステップアップしていいプレーがしたかった」と話している。

 シャラポワは、これまで同じ大会で3連覇を果たしたことがなく、27日の決勝では第9シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)と対戦することになる。元世界ランク1位のイワノビッチは、6-3、7-5で第5シードのエレナ・ヤンコビッチ(Jelena Jankovic、セルビア)を下し、セルビア人対決となった準決勝を突破した。

 両者の対戦成績は7勝2敗でシャラポワが勝ち越しており、昨年のクレーコート大会ではシュツットガルトでの準々決勝とマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2013)の準決勝で、世界ランク12位のイワノビッチを退けている。(c)AFP