【3月25日 AFP】(一部更新)米ワシントン(Washington)州で22日に発生した大規模な地滑りで、24日に新たに6人の遺体が見つかり、死亡が確認された人は14 人になった。現地の保安官が明らかにした。目撃者らは、「小さな地震のような音」がしたと話している。

 地滑りに襲われたのは、シアトル(Seattle)の北にあるスノホミッシュ(Snohomish)郡の山あいの町オソ(Oso)。当初行方不明者は18人とされていたが、後にその数は大幅に増えて108人になった。

 同郡のトラビス・ホッツ(Travis Hots)消防署長は「非常に厳しい状況だ。生存者を発見する望みはまだ捨てていないが、22日から生存者は一人も見つかっていない」と述べた。

 非常事態管理当局の責任者ジョン・ペニングトン(John Pennington)氏は、108人というのは所在の確認が取れていない人数であって、実際に地滑りに巻き込まれた人の数とは一致していない可能性もあると強調した。また、地滑りに見舞われた地区にはさまざまな形態の住宅が合わせて49軒あったが、地滑りが起きた22日は土曜日だったため、平日よりも多くの人が住宅にいた恐れもあるとしている。