チェルシー、ガラタサライと引き分け8強に弾み 欧州CL
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■後半に盛り返したガラタサライ
マンチーニ監督率いるガラタサライの反応は薄く、ディディエ・ドログバ(Didier Drogba)はジョン・テリー(John Terry)のマークを外すことができず、ウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)は左サイドから攻撃に絡むことができなくなった。
ウインガーのイゼト・ハイロビッチ(Izet Hajrovic)は、約20メートルの距離から素早いシュートを放ったが、チェルシーのGKペトル・チェフ(Petr Cech)にセーブされた。しかし、スイスのグラスホッパーズ(Grasshoppers)から移籍してきたばかりのハイロビッチはその後、マンチーニ監督の戦術的犠牲者になった。ハイロビッチをセントラルMFから外したマンチーニ監督は、代わりにエクタ・クルトゥルシュ(Yekta Kurtulus)を投入し、フォーメーションを4-2-3-1に変更した。
この結果、ガラタサライは後半で盛り返しを見せ、ブラク・ユルマズ(Burak Yilmaz)がドログバを狙ったパスを出すと、ギャリー・ケイヒル(Gary Cahill)がインターセプトしたボールがあわやオウンゴールという場面を迎え、観客は興奮に沸いた。
後半17分には左サイドからのクロスに反応したコートジボワール代表のドログバがヘディングでボールを落として同点ゴールのチャンスを作り、ゴールから至近距離でセルチュク・イナン(Selcuk Inan)が押し込もうとしたが、これは枠に嫌われた。
しかしその3分後、トルコ王者のガラタサライは、スナイデルのCKからシェジュがマークを振り切り至近距離からシュートを放つと、チェルシーのネットを揺らした。(c)AFP/Andy SCOTT