■チェルシー、トーレスの先発起用が奏功

 モウリーニョ監督は、前線にサミュエル・エトー(Samuel Eto'o)ではなくトーレスを起用したほか、ラミレス(Ramires Santos do Nascimento)とアンドレ・シュールレ(Andre Schuerrle)を配置し、先週のリーグ戦でエバートン(Everton)に勝利したメンバーから3人を入れ替えた。

 この決断が正しかったことを証明するようにトーレスは前半9分にカウンターから先制ゴールを決め、序盤不調のガラタサライを尻目に、チェルシーが相応しいリードを奪った。

 ガラタサライのエマヌエル・エブエ(Emmanuel Eboue)が敵陣でボールを失うと、左サイドに開いたシュールレからボールを受けたセサル・アスピリクエタ(Cesar Azpilicueta)がペナルティーエリア内に進入。GKフェルナンド・ムスレラ(Fernando Muslera)を誘い出すと横パスを出し、最後はトーレスが難なく押し込んだ。

 トーレスにとって、先発で起用されたCL過去5試合で6得点目となったこのゴールは、トルコ・テレコム・アリーナ(Turk Telecom Arena)に詰めかけた地元の熱狂的なファンを一時的に静まり返させた。