【2月21日 AFP】ソチ冬季五輪は20日、フィギュアスケートの女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、アデリナ・ソトニコワ(Adelina Sotnikova)がロシア勢としては初となる同種目の金メダルを獲得した。

 17歳のソトニコワは、FSで前回大会の金メダリスト、韓国の金妍児(Yu-Na Kim、キム・ヨナ)を銀メダルに抑え、イタリアのカロリーナ・コストナー(Carolina Kostner)が銅メダルとなった。

 ソトニコワは、「これまで犠牲にしてきたことがすべて報われた、今の感情は表現しきれません」と語った。

 コンビネーションジャンプの2回転ループで両足着氷のミスがあったものの、ソトニコワはFSでこれまでの自己最高得点を18点以上も伸ばす演技を披露し、ロシア勢としては今大会のフィギュアスケートで3個目となる金メダルを勝ち取った。会場のアイスバーグ・スケーティング・パレス(Iceberg Skating Palace)からは、「ありがとう、ありがとう」の大歓声が沸き上がった。

 ソトニコワのFSの得点は、4年前のバンクーバー冬季五輪で金妍児が記録した得点に0.11点とせまる歴代2番目ものとなった。