地元の韓国では「女王」として知られる23歳の金妍児は、アストル・ピアソラ(Astor Piazzolla)の楽曲「アディオス・ノニーノ(Adios Nonino)」に合わせた演技で6つの3回転ジャンプを決め、合計点を219.11点とした。

 27歳のコストナーは、モーリス・ラヴェル(Maurice Ravel)の「ボレロ(Bolero)」に乗せた圧巻の演技で7つの3回転ジャンプを成功させ、FSで142.61点を記録すると、合計216.73点で銅メダルに輝いた。イタリア勢にとっては、これが五輪フィギュアスケートのシングルで獲得した初めてのメダルになる。

 19日のショートプログラム(SP)が終わった時点で、ソトニコワは首位に立った金妍児とわずか0.28点差で2位につけ、コストナーも0.52点差で2人を追う展開となり、3人がほぼ並んでFSを迎えていた。

 米国のグレイシー・ゴールド(Gracie Gold)は転倒が影響し、4位にとどまった。

 浅田真央(Mao Asada)は、女子選手としては史上初となる2大会連続でのトリプルアクセルを決める圧巻の演技で見事な巻き返しを見せ、SPの16位から6位に躍進した。(c)AFP/Emmeline MOORE