事態打開を目指してクリチコ氏とビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領が会談したが、会談後にクリチコ氏は「ヤヌコビッチは、マイダン(ウクライナ語で広場の意。独立広場のこと)にいる全員が家に帰ること、選択肢はこれ1つしかない、と言った」と述べた。

 欧州連合(EU)や国連(UN)、米国、北大西洋条約機構(NATO)が懸念を表明。EUのキャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)外交安全保障上級代表(EU外相)は憂慮すべき状況になっていることを深く懸念していると語り、国連の潘基文(バン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は自制と対話を呼び掛けた。

 米政府はジョー・バイデン(Joe Biden)米副大統領が、ヤヌコビッチ大統領に電話をかけて懸念を伝えるとともに、「政府の部隊を引き揚げて最大限の自制を発揮するよう要請した」と発表した。

 しかしロシア下院のアレクセイ・プシコフ(Alexei Pushkov)国際問題委員長はインタファクス(Interfax)通信に対し、ウクライナは内戦の危機に直面しており、その責任のかなりの部分はウクライナ政府に圧力をかけた西側各国の政府と政治家にあると述べた。(c)AFP/Max DELANY