【1月24日 AFP】6月に開幕するサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の公式ソングを、米女優・歌手のジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)と米ラッパーのピットブル(Pitbull)が地元ブラジルの歌手クラウディア・レイチ(Claudia Leitte)と共に歌うとことが決まった。国際サッカー連盟(FIFA)が23日、発表した。

 歌のタイトルは「We Are One (Ole Ola)」。

 W杯決勝会場となるブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)で開かれた公式ソング発表イベントで、FIFAのジェローム・バルク(Jerome Valcke)事務局長は「8万人も大観衆をスタジアムに集められるのは、音楽とサッカーだけ」と挨拶した。

 一方、キューバ系米国人ラッパーのピットブル(本名:アルマンド・クリスティアン・ペレス、Armando Christian Perez)は、「僕らがここにいるのは人と人の間にある垣根を取り壊し、スポーツと音楽を通じて皆が1つになれることを見せるためだ」と語った。

 またレイチは「We Are One」について、音楽とスポーツという2つの「リズム」に対するブラジル人の愛を表現した曲だと説明した。「私にとって音楽は情熱。そしてサッカーはブラジルの人々にとっての情熱。この歌でブラジルの情熱と文化を伝えたい。その思いは歌に込めてあるわ」

 さらにレイチは、サッカーで見事なゴールが決まったときにファンらが叫ぶお約束のスペイン・ポルトガル語を用いて「絶対に『ゴラッソ』な曲になるわよ」と付け加えた。

 イベントにはW杯で優勝した経験を持つ元ブラジル代表キャプテンのカフー(Cafu)氏も出席。公式ソングについて「ブラジルの国と人たちのリズムが込められている。W杯のビートに合わせて、みんな踊りだすだろうね」とコメントしている。(c)AFP