ロドリゲスは、「私はパフォーマンスを向上させる禁止薬物を使用せず、また基本的合意や共同薬物協定違反を犯したことは一切ない。そしてそれを証明するため、連邦裁判所で争うつもりだ」とコメントしている。

 ロドリゲスは異議申し立て中の昨年9月に通算24本目の満塁本塁打を放ち、MLB歴代最多記録を樹立するなど、2013年シーズン終了までプレーしていた。

 期間が短縮されたにもかかわらず、禁止薬物違反による出場停止処分としては大リーグ史上最長となり、ロドリゲスは過去に出場停止処分を受けた選手のなかで最も有名な選手になった。

 通算654本塁打を記録し、バリー・ボンズ(Barry Bonds)氏が持つ大リーグ歴代最多本塁打記録まであと108本としているロドリゲスは、ヤンキースから受け取るはずだった今季の年俸2500万ドル(約26億円)を失うことになる。