【1月12日 AFP】米大リーグ、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)が11日、薬物規定違反により、2014年シーズンのプレーオフを含む大リーグ全試合での出場停止処分を受けた。

 米大リーグ機構(MLB)は、調停人のフレデリック・ホロウィッツ(Fredric Horowitz)氏が、2013年8月にロドリゲスに科された211試合の出場停止処分を支持したことを発表した。

 今回の出場停止処分は大リーグ史上最長となり、ヤンキースはロドリゲスの年俸2500万ドル(約26億円)を削減することができる。

 処分が明ける2015年には39歳となっているロドリゲスは、テストステロン(testosterone)やヒト成長ホルモン(Human Growth Hormone、HGH)などのパフォーマンスを向上させる薬物を使用したとして、昨年の夏に出場停止処分を言い渡されていた。

 米フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)のクリニック「バイオジェネシス(Biogenesis)」から禁止薬物の提供を受けたとされる12人の選手は出場停止処分を受け入れていたが、MLBの調査を妨害しようとしたとして厳しい処分を下されたロドリゲスは、異議申し立てを行っていた。

 ロドリゲスは異議申し立て中の9月に満塁本塁打のMLB歴代最多記録を樹立するなど、2013年シーズン終了までプレーしていた。(c)AFP