【1月10日 AFP】8年間昏睡(こんすい)状態にあるイスラエルのアリエル・シャロン(Ariel Sharon)元首相(85)の容体が「極度に危険な」状態に陥っていると、病院関係者が9日、明らかにした。

 元首相が入院しているテルアビブ(Tel Aviv)近郊のテル・ハショメール(Tel Hashomer)病院は声明で、「この数時間、シャロン元首相の容体が悪化している。極度に危険な状態で、家族が病室に集まっている」と述べた。

 シャロン首相は2006年1月4日に重度の脳卒中で倒れて以降、一度も意識が戻ることなく昏睡状態が続いている。手術後に深刻な腎障害を起こし、今月1日に容体が急激に悪化していた。(c)AFP