米大リーグ機構(MLB)と日本野球機構(Nippon Professional BaseballNPB)は、新ポスティング制度で合意に達したことを16日に発表した。

 1998年に旧制度が導入された背景には、日本の有力選手が所属球団に利益をもたらさずメジャーに流出するのを防ぎ、また米球団には平等な入札の機会を与えるという目的があった。

 ダルビッシュ有(Yu Darvish)や松坂大輔(Daisuke Matsuzaka)、イチロー(Ichiro Suzuki)らが大リーグ移籍のために旧ポスティング制度を利用した際には、MLBの各球団は、球団名を伏せて選手との交渉権獲得のための入札を行い、最高額を提示した球団が権利を手にする仕組みとなっていた。

 しかし入札額が高騰し続ける状況を受け、MLBは制度の修正に動いた。

 新制度では、ポスティングにかけられた選手は、日本の所属球団が求める金額を支払う意思のあるすべての米球団と交渉を行うことができる。しかし、希望額の上限は2000万ドルに定められる。

 2012年には、レンジャーズがダルビッシュとの交渉権を獲得するためだけに、ポスティングの史上最高額となる5170万ドルで入札を行っていた。

 日本国内の報道によると、旧制度を使用してのメジャー移籍であれば、田中は創設9年目と日本の12球団の中で一番の新顔である楽天に、最低でも5000万ドル(約52億円)をもたらしたはずだという。

 楽天の立花社長は日本メディアに対し、新しい制度は「フリーエージェント(FA)」に近く、球団は「安売り」を強いられるとコメントしている。(c)AFP