【12月26日 AFP】メジャー挑戦の意向を示している田中将大(Masahiro Tanaka)について、所属する東北楽天ゴールデンイーグルス(Tohoku Rakuten Golden Eagles)が、移籍を容認する考えを示した。

 移籍は新ポスティング制度を使用してのものとなるため、日本で高い実績を残した田中が、格安で海を渡ることが確実となった。

 今季、田中にけん引されて球団初の日本シリーズ制覇を達成した楽天は、新ポスティング制度の発効から約1週間経った25日に、25歳の田中のメジャー移籍を認めると発表した。

 新たなポスティングでは、制度を使用して大リーグの球団に所属選手が移籍した際、日本球団が受け取れる金額は最高2000万ドル(約20億円)に制限される。以前の制度では上限はなかった。

 楽天の立花陽三(Yozo Tachibana)社長は記者会見を行い、「新たなポスティングシステムには多くの問題があり、大切な選手を保有する球団としては、極めて不平等なシステムと感じる」とコメントしたが、球団が望む譲渡金の額を直接明かすことはしなかった。

「しかし、球団は入団以来7年間の田中選手の貢献を高く評価している。今回のメジャー挑戦の希望を容認し、ポスティングシステムの申請を行うと決断した」

 田中本人は別の場所で報道陣に対し、「楽天でやってきたことをしっかり胸に刻み込んで野球を続けていく」とコメントした。

 ポスティングにかけられれば、今季24勝0敗の成績を残した田中の獲得には、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)やテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)など、複数の大リーグ球団が乗り出すとみられる。