■FAが150周年迎える中、転換期を迎えた代表チーム

 FAの創立150周年を祝い、強豪との親善試合を立て続けに戦ったイングランド代表は、10月に行われた2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選のポーランド戦で2-0の勝利を挙げて本大会出場を決め、節目を刻んだ。

 しかし、チリとドイツとの親善試合で連敗を喫し、本大会の組み合わせ抽選ではイタリア、ウルグアイ、コスタリカと同組になったことで、ロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督率いるイングランド代表の楽観論は瞬く間に収まった。

 かねての代表選手の技術力不足への懸念がくすぶる中、FAのグレッグ・ダイク(Greg Dyke)新会長は、プレミアリーグ内で先細りしている、イングランド代表でプレーが可能な選手を増やす方法を検討する委員会を立ち上げている。

 プレミアリーグでは、国内リーグとしては初めてゴールライン・テクノロジーの「ホークアイ(Hawk-Eye)」を導入したが、下部リーグでは八百長疑惑という煩わしい問題を抱える中でこの一年の終わりを迎える。

 2014年が何をもたらすとしても、英国サッカーは全く違ったものになるだろう。(c)AFP/Tom WILLIAMS