名将退任で変革の時を迎えた2013年の英国サッカー
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■潤沢な資金で選手を獲得したクラブによる混沌のリーグ戦
移籍市場では、総額55億ポンド(約9350億円)のテレビ放映権料によって大規模な投資に拍車がかかり、チェルシーとマンチェスター・シティ(Manchester City)は自由に金を使い、トッテナムはベイルをレアル・マドリード(Real Madrid)に売却して受け取った移籍金のほとんどを再度選手獲得に回した。
そんな中でシーズン序盤に予期せずペースを握ったのは、アーセナル(Arsenal)だった。
4240万ポンド(約65億6000万円、当時)で獲得したメスト・エジル(Mesut Ozil)の加入や絶好調のアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)に活気づけられたアーセナルは、開幕戦のアストン・ビラ(Aston Villa)戦での1-3の黒星を乗り越え、リーグ首位に立った。
マンチェスター・ユナイテッドが苦闘する中、リバプール(Liverpool FC)を中心に、破壊力の高いマンチェスター・シティ、そして前シーズンのヨーロッパリーグ2012-13(UEFA Europa League 2012-13)を暫定監督のラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)氏の下で優勝した後、カリスマ性を持ちながらも問題も多いモウリーニョ監督が復帰したチェルシーが、その後を追いかけている。
リバプールのルイス・スアレス(Luis Suarez)はチェルシーのブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(Branislav Ivanovic)をかんで10試合の出場停止処分を受けた後、身震いするような調子の良さを発揮しており、5-0で勝利したトッテナム戦でも2ゴールを挙げた。この敗戦がきっかけとなり、トッテナムのアンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)監督は解任となった。