ジョコビッチの2013年は全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2013)制覇から始まったが、ウィンブルドンの決勝では勝利をマレーに譲り、全米では前述の通り、ナダルに敗れた。

 今季は合計で7度のツアー優勝を果たしたジョコビッチだが、11月に母国のチームの一員として国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2013)決勝に出場した際、セルビアはチェコに敗れ、優勝を逃した。

 ツアー・ファイナルで優勝した後、ジョコビッチは長年の恋人であるエレナ・リスティッチ(Elena Ristic)さんとの婚約を発表している。

 9月に腰をいためて手術を受け、その後シーズンいっぱいの離脱を余儀なくされたマレーだが、戦線を離れる前には英国人選手として歴史に残る功績を残した。

 マレーは、7月のウィンブルドンでジョコビッチとの決勝を制し、英国勢としては1936年の故フレッド・ペリー(Fred Perry)氏以来となる同大会制覇を果たした。