■モイーズ監督のやり方に対する違和感

 ファーガソン氏の政権下ではチームの方針に異議を唱えることは許されていなかったが、リオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)は先週末、試合直前まで先発メンバーを発表しないモイーズ監督のやり方に対して、「神経がすり減る」とコメントした。

 指揮官就任当時にモイーズ監督は、前任者のファーガソン氏が築き上げた勝利の方程式に手を加えるつもりはないと宣言していたが、すでに大々的な改革を行っており、代表的な例はコーチ陣を一新したことだろう。

 元ユナイテッドのディフェンダーで現在は解説者を務めるギャリー・ネビル(Gary Neville)氏は、守備の位置を深く下げている点とセットプレーに対する弱さを指摘している。

 現状についてモイーズ監督自身は、クラブが「大きな変革期」を迎えていると強調している。