■移籍市場での補強失敗

 オフシーズン中に獲得した新戦力は、モイーズ監督の古巣エバートンから移籍金2750万ポンド(約42億5000万円)で加入したフェライニだけとなる。

 ライバルチームが着々と補強を進めるなか、ユナイテッドはレイトン・ベインズ(Leighton Baines)、セスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)、ティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara do Nascimento)、アンドレ・エレーラ(Ander Herrera)の獲得に動いていたが、どれも失敗に終わった。

 アーセナルは移籍金4240万ポンド(約65億6000万円)でスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)からメスト・エジル(Mesut Ozil)を獲得し、チェルシー(Chelsea)、トッテナム・ホットスパー、マンチェスター・シティは補強に少なくとも総額5000万ポンド(約85億円)を投資した。

 ここで挙げたすべてのチームは、現在ユナイテッドより上位につけている。