バルセロナ、ビルバオに敗れ公式戦2連敗
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【12月2日 AFP】13-14スペイン1部リーグは1日、第15節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は0-1でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に敗れた。
バルセロナは今季リーグ戦で初黒星を喫し、同時に2012年4月以来となる公式戦2連敗を味わった。
バルセロナは11月26日に行われた欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)のアヤックス(Ajax)戦で、ヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)監督就任後初となる敗戦を喫していたが、ビルバオはオランダ王者の戦いぶりから学んだかのようで、リオネル・メッシ(Lionel Messi)不在のバルセロナは自分たちのペースに持ち込めなかった。
ビルバオは後半25分、マルケル・スサエタ(Markel Susaeta)のクロスからイケル・ムニアイン(Iker Muniain)がこの試合唯一の得点を決め、リーグ戦3連勝を飾って4位に浮上した。
一方、バルセロナは得失点差でリーグ首位を守ったが、アトレティコ・マドリード(Atletico Madrid)に勝ち点で並ばれ、レアル・マドリード(Real Madrid)との勝ち点差もわずか3ポイントに詰まっている。
バルセロナにとっては、ファン・マルティネス・マヌエラ(Juan Martinez Manuera)主審の判定にも不満の残る敗戦となった。0-0の場面でビルバオのアンデル・イトゥラスペ(Ander Iturraspe)が単独で抜け出したネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を倒したにもかかわらず、イトゥラスペにはイエローカードが提示されただけだった。
メッシ以外にもバルセロナではビクトル・バルデス(Victor Valdes)、ダニエウ・アウベス(Daniel Alves)が戦列を離れている。メッシとバルデスは来年1月に復帰する予定となっている。
前半により多くの好機を作ったのはホームのビルバオだったが、右サイドからのクロスが相手選手に当たり、絶好の位置にこぼれた場面ではムニアインがうまく合わせられず、また左サイドからフリーでクロスが上がる場面もあったが、ガイスカ・トケロ(Gaizka Toquero)のヘディングは枠を外れた。
対するバルセロナは、ビルバオのプレスが若干弱まった後半に盛り返し、セスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)の絶妙なスルーパスに抜け出したネイマールが先制のチャンスを迎えたが、最後で足を滑らせ、シュートは大きく上へ外れた。
さらにその後、ビルバオのイトゥラスペがネイマールを倒したがレッドカードは提示されず、バルセロナの面々はマヌエラ主審へのいら立ちを募らせた。これで得たFKからネイマールが自らゴールを狙ったものの、シュートは左ポストのわずかに外側へ外れた。
すると後半25分、アンデル・エレーラ(Ander Herrera)がバルセロナ陣内深くに長いボールを入れると、ボールを拾ったスサエタの右からのクロスにムニアインが合わせて今季3得点目を決め、ビルバオがついに試合の均衡を破った。
マルティーノ監督は、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)に代えてセルジ・ロベルト(Sergi Roberto Carnicer)、アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)に代えてペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)を入れる思い切った采配で同点ゴールを目指した。
しかし、ビルバオは危なげなく試合を終わらせ、2006年以来となるバルセロナからの勝利を手に入れた。(c)AFP/Kieran CANNING