【11月14日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の大陸間プレーオフ第1戦が13日、メキシコ市(Mexico City)で行われ、メキシコが5-1でニュージーランドを下した。

 メキシコはここ最近の不調を振り払ってニュージーランドをたたき、W杯本大会に大きく前進した。

 ホームのアステカ・スタジアム(Azteca stadium)でメキシコはミゲル・エレーラ(Miguel Herrera)監督の試合前の呼びかけに応え、20日にニュージーランドで行われる第2戦に向けて大きなアドバンテージを手にしている。

 この勝利は、北中米カリブ海最終予選では6か国中4位となんとかプレーオフの出場権を手にしていたメキシコにとって、大きな転換点となった。最終予選10試合でわずか2勝、7得点だったメキシコは、ニュージーランド相手によみがえった。

 わずか6週間で4人目の新指揮官となったエレーラ監督は試合前、勝利に自信をのぞかせ、選手たちにはブラジル行きをたぐり寄せるために少なくとも3点を挙げるよう求めた。

 前回大会(2010 World Cup)ではバーレーンとのプレーオフの末に出場を決めたニュージーランドは、接戦を望んでいたが、メキシコがより優れたチームだった。

 前半32分にメキシコは、ニュージーランドのペナルティーエリア内でこぼれ球をDFのパウル・アギラール(Paul Aguilar)がボレーシュートで蹴り込み先制すると、その8分後にはCKからラウル・ヒメネス(Raul Alonso Jimenez)が頭で押し込み、追加点を挙げた。

 後半3分には、この日左サイドでニュージーランドにとって脅威となったミゲル・ラユン(Miguel Arturo Layun)の低いクロスにオリベ・ペラルタ(Oribe Peralta)が合わせて3点目を挙げた。

 さらに後半35分、今度はラユンの高いクロスにペラルタが頭で合わせてゴール左隅にシュートを決めると、その4分後には現在メキシコ1部リーグでプレーする元FCバルセロナ(FC Barcelona)のラファエル・マルケス(Rafael Marquez)がCKに頭で合わせて5点目を挙げた。

 その直後にニュージーランドはクリス・ジェームス(Chris James)が1点を返したものの、遅きに失した。(c)AFP