【10月19日 AFP】サッカーメキシコ代表は、2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)の大陸間プレーオフのニュージーランド戦を控え、この6週間で4人目となる新指揮官にミゲル・エレーラ(Miguel Herrera)氏を任命した。

 メキシコリーグのクラブ・アメリカ(Club America)で監督を務めるエレーラ氏は、W杯予選のコスタリカ戦で1-2と敗れた2日後に解任されたビクトル・ブセティッチ(Victor Vucetich)前監督を引き継ぐ。この敗戦で、メキシコはブラジル行きの希望が破れかけていた。

 45歳のエレーラ氏は、今年クラブ・アメリカを率いてチーム史上11度目、指揮官としては自身初となるリーグ優勝を果たした。

 今季もリーグ首位に立つクラブ・アメリカは、ニュージーランドとの2試合のプレーオフで、レンタルの監督としてエレーラ監督が代表チームの指揮を執るとしている。

 メキシコはイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)やスペイン1部リーグ、ビジャレアル(Villarreal CF)のジオバンニ・ドスサントス(Giovanni Dos Santos)ら欧州に拠点を持つ選手を多く抱えているものの、期待を裏切る結果となった。

 1990年のイタリアW杯以降は本大会の連続出場を続けており、2012年のロンドン五輪男子サッカーでは金メダルを手にしている。

 6か国による最終予選で、メキシコはわずか2勝にとどまっていた。(c)AFP