【10月18日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)が17日に発表した世界ランキングにより、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の組み合わせ抽選で第1シードに入る8か国が決定し、ベルギーとスイスがシード入りした。

 一方、2006年大会王者のイタリア、2010年大会準優勝のオランダが第1シードから外れた。

 イタリアはアルメニア戦に2-2で引き分けたことが影響し、FIFAが発表した最新の世界ランキングで順位を4つ落とした。

 12月6日に行われるブラジル大会の組み合わせ抽選会では、今回のランキングがシードに反映される。

 開催国のブラジルとともに第1シードに入るのは、前回王者スペインのほかドイツ、アルゼンチン、コロンビア、ベルギー、スイス、ウルグアイとなる。

 ヨルダンとの大陸間プレーオフを残すウルグアイが敗退した場合、オランダが繰り上げで第1シードに入る。

 イタリアは15日のアルメニア戦の引き分けで、最新のランキングでは4位から8位に順位を落とし、ほんのわずかの差でオランダを下回った。

 ブラジルはランク上では11位だが、開催国のため第1シードとなる。

 ベルギーは欧州予選でクロアチアを抑え、グループAの首位で本大会の切符を手にした。スイスもアイスランドなどが入ったグループEを制してブラジル大会出場を決めている。

 2010年大会以降、FIFAは世界ランキングでシードを決める方針をとり、過去の国際大会や予選での成績を考慮することはやめた。

 今回のランキングはまた、21日に組み合わせ抽選が行われる欧州予選のプレーオフでも、シード国の決定に使われる。

 そのため1998年大会王者で、2006年大会準優勝のフランスはシードから外れ、ポルトガル、ギリシャ、クロアチア、ウクライナのいずれかのチームと対戦することになる。(c)AFP