メキシコがパナマに勝利、ヒメネスのバイシクルシュートがチームを救う
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【10月12日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)北中米カリブ海最終予選は11日、各地で行われ、メキシコはラウル・ヒメネス(Raul Alonso Jimenez)の華麗なバイシクルシュートが決勝点となり、パナマに2-1で勝利した。
ヒメネスの素晴らしいゴールは同選手が途中出場を果たしてから2分後の後半40分に生まれ、満員のアステカ・スタジアム(Azteca stadium)でメキシコを勝利に導いた。
メキシコはこの勝利でオセアニア王者ニュージーランドとのプレーオフに進出できる予選4位に浮上した。
残り1試合となった北中米カリブ海最終予選では、米国とコスタリカが上位3チームに与えられる出場権を確保しており、ホンジュラスが勝ち点14で本大会に自動出場となる3位につけている。
ホンジュラスは15日の予選最終戦でジャマイカと、ホンジュラスを勝ち点3差で追いかけ、ニュージーランドとのプレーオフを避ける可能性がわずかながら残されているメキシコはコスタリカと対戦する。
一方、この日敗れたものの、予選を4位で終える可能性がわずかに残されているパナマは、ホームで行われる最終戦で米国と対戦する。
メキシコは前半40分、ペナルティーエリア内でイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)が浮き球のパスを送ると、オリベ・ペラルタ(Oribe Peralta)はこの好機を逃さず、パナマから先制点を奪った。
そして迎えた後半、メキシコはエルナンデスのPKがパナマのGKハイメ・ペネド(Jaime Penedo)にセーブされると、その代償はGKギジェルモ・オチョア(Guillermo Ochoa)が払うことになり、後半35分にパナマのルイ・テハダ(Luis Tejada)に至近距離から同点ゴールを許した。
しかしメキシコは、エドゥアルド・サバラ(Jesus Eduardo Zavala Castaneda)のパスを受けたヒメネスによって息を吹き返した。
メキシコはW杯過去19大会中14大会に出場しており、本大会出場を逃したのは、ユースの大会で規定の年齢以上の選手を参加させたため、出場停止処分を受けた1990年大会が最後となっている。(c)AFP