【10月3日 AFP】オーストラリアで3日、野生のトカゲ30匹を密輸しようとした罪で日本人の男2人が訴追された。オーストラリアのトカゲ類は、アジアの闇市場で高額で取引されている。

 オーストラリア関税・国境警備局によると、訴追されたのは38歳と33歳の日本人の男で、パース国際空港(Perth International Airport)での搭乗手続きの際に、男らの荷物が無作為検査の対象となったためX線検査をしたところ、マツカサトカゲ28匹、アゴヒゲトカゲ1匹、その他の種のトカゲ1匹が見つかった。

 国立公園・野生動物保護当局によると、密輸しようとしていたトカゲはアジアで高い人気があり、その価値は総額13万豪ドル(約1200万円)を超えるという。

 男らは、保護動植物の違法持ち出しや、保護種に対する虐待など複数の罪で訴追されており、有罪となれば最高で禁錮10年、罰金17万豪ドル(約1600万円)が科せられる可能性がある。(c)AFP