【9月9日 AFP】2014年ソチ冬季五輪組織委員会のドミトリー・チェルニシェンコ(Dmitry Chernyshenko)会長が8日、同大会を訪れる人々がロシアの反同性愛法の影響を受けることはないと話した。

 チェルニシェンコ氏は国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)総会で、同法は差別を禁ずる五輪憲章に抵触するものではないと主張した。

 問題となっている法律は、6月に同国のラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領によって制定された。

 未成年への同性愛プロパガンダ(宣伝)行為を禁止するというもので、ビタリー・ムトコ(Vitaly Mutko) スポーツ観光青年相が説明するところによると、若者をアルコールとドラッグから守るために成立されたという。しかしその内容は明確性に欠けているとともに、同性愛者の弾圧に繋がるとも見られている。