【8月17日 AFP】オーストラリア・シドニー(Sydney)郊外の高級住宅街の家に侵入し、少女の首に偽爆弾を巻き付けるという奇妙な恐喝未遂事件の容疑者の男が15日、米ケンタッキー(Kentucky)州ルイビル(Louisville)で逮捕された。きっかけは、男が偽爆弾とともに残したEメールアドレスだった。

 災難に遭ったマデレーン・プルバー(Madeleine Pulver)さん(18)の申し立てによると、自室で勉強中だったマデレーンさんは、バットを持った目だし帽の男に「座れ」と命じられ、首に自転車のチェーンのようなもので黒い箱を巻き付けられた。

 男は逃走したが、マデレーンさんは、警察の爆発物処理班がこの箱を解体するまで、10時間じっとしていなければならなかった。

 箱から出たひもの先にはUSBドライブと書類袋があり、書類袋の中の紙片には次のように書かれていた。「箱の中には最新鋭プラスチック爆弾が仕掛けられている。箱にはわなが仕掛けてある。こちらの指示に従えば安全に開けることができる」。さらに、警察に通報せずに送金についての指示を待つようにとの警告とともに、連絡用のEメールアドレスが添えられていた。

 検察によると、このアドレスがポール・ダグラス・ピーターズ(Paul Douglas Peters)容疑者逮捕の決定打となった。

 オーストラリアの警察によると、容疑者と被害者家族には間接的なつながりがあるという。現在、動機などについて取り調べが行われている。10月14日の審理でオーストラリアへの身柄引き渡しが決まれば、同国で誘拐、恐喝、家宅侵入などの罪で起訴される見込みだ。(c)AFP

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