【5月12日 AFP】英総選挙で第1党となった保守党のデービッド・キャメロン(David Cameron)党首は11日、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相の辞任を受け、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)から新首相に任命された。キャメロン新首相は、「強く安定した」連立政権をつくると宣言した。

 保守党の政権復帰は13年ぶりで、英国での連立政権は第2次大戦時以来となる。

 首相官邸前で会見したキャメロン氏は、総選挙で第3党となった自由民主党と「全面的な」連立を組むと語った。政府関係者によると、キャメロン氏は、自民党のニック・クレッグ(Nick Clegg)党首を副首相に指名した。

 キャメロン氏は43歳で、ここ200年で最も若い首相となった。夫人のサマンサ(Samantha Cameron)さんは現在、妊娠中。

 英国は6日の総選挙の結果、1974年以来の、どの政党も過半数議席を取れない「ハング・パーラメント(宙ぶらりん議会)」となっていた。(c)AFP/Katherine Haddon