【7月19日 AFP】2008ツール・ド・フランス(2008 Tour de France)で3人目の薬物陽性反応を示したリカルド・リッコ(Riccardo Ricco、イタリア)が18日、「有害物質を使用」により再拘束されたとフランス南部のフォア(Foix)で検察官が語った。

 アントワン・ルロイ(Antoine Leroy)検察官は、「リッコは公衆衛生条例の条項に基づいた有害と分類される物質を使用したために再拘留され、チームメンバーとの接触を禁止されている」と語っている。

 サウニエルデュバル・スコット(Saunier Duval-Scott)は、禁止されている血液増強剤のエリスロポエチン(ErythropoietinEPO)に陽性反応を示したリッコをすでに解雇している。

 ルロイ検察官は「リッコはEPOの使用を強く否定し、7月8日の尿のサンプルから何故EPOが検出されたかをの説明がつかないとしている。彼はこの物質の使用や、フランスで禁止されている他の物質の使用を否定し、告発を受けること自体を拒否している」と語り、リッコが警察で供述したように、尋問を行った判事に対しても自身が無罪だと話したことを明らかにした。

 24歳のリッコは、ビッグネームを破って2つのステージで優勝を飾るなど今大会で多くの注目を集める選手の一人となっていた。しかしながら、8日の第4ステージ終了後の検査でEPOの陽性反応が検出されたため、リッコのツールは第12ステージ開始を目前に警察官の付き添いのもと終了してしまった。

 チームが否定をしている組織的なドーピングの疑惑の中、大会から撤退したサウニエルデュバル・スコットは、リッコと同じイタリア出身のレオナルド・ ピエポリ(Leonardo Piepoli)も18日に解雇している。監督を務めるマウロ・ジャネッティ(Mauro Gianetti)氏は「チームの中でドーピングが実行されていたことに全く気づかなかった」と語っている。(c)AFP