『大いなる遺産』もこれで執筆、ディケンズの机がロンドンで競売に
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【4月3日 AFP】英国の文豪チャールズ・ディケンズ(Charles Dickens)が『大いなる遺産(Great Expectations)』などを執筆した19世紀の机が、6月にロンドン(London)で慈善目的の競売に掛けられる。競売大手クリスティーズ(Christie's)が2日、発表した。
専門家は落札額を8万ポンド(約1600万円)と予想している。売上げはロンドン(London)市内のグレート・オーモンド・ストリート病院(Great Ormond Street Hospital)のものとなる。ディケンズは150年以上前、この病院の支援者だった。
ディケンズは、ケント(Kent)州ギャッズ・ヒル(Gads Hill)の自宅で、1859年から亡くなる1870年までこの赤褐色の机と椅子を使用していた。ロンドンの自宅でも使用していたのではないかとみられている。
机に取り付けられた銅版には、「この机はチャールズ・ディケンズの所有物である。ギャッズ・ヒルの自宅で死亡するときまで使用されていた」と書かれている。
ディケンズの死後、この机は子孫のクリストファー・チャールズ・ディケンズ(Christopher Charles Dickens)さんまで代々受け継がれたが、クリストファーさんは1999年に死亡。残された妻のJeanne-Marie さんが、病院に寄付することを決めた。競売に掛け寄付金を集めることが目的。
Jeanne-Marieさんによると、ディケンズは貧しい人々の英雄であり、グレート・オーモンド・ストリート病院を創設のころから援助していたという。「グレート・オーモンド・ストリート病院が貧窮していると知り、この机を寄付しようと決めました。チャールズ・ディケンズもそれを望んでいるはずです。彼の望みをかなえることができて光栄です」と語っている。(c)AFP
専門家は落札額を8万ポンド(約1600万円)と予想している。売上げはロンドン(London)市内のグレート・オーモンド・ストリート病院(Great Ormond Street Hospital)のものとなる。ディケンズは150年以上前、この病院の支援者だった。
ディケンズは、ケント(Kent)州ギャッズ・ヒル(Gads Hill)の自宅で、1859年から亡くなる1870年までこの赤褐色の机と椅子を使用していた。ロンドンの自宅でも使用していたのではないかとみられている。
机に取り付けられた銅版には、「この机はチャールズ・ディケンズの所有物である。ギャッズ・ヒルの自宅で死亡するときまで使用されていた」と書かれている。
ディケンズの死後、この机は子孫のクリストファー・チャールズ・ディケンズ(Christopher Charles Dickens)さんまで代々受け継がれたが、クリストファーさんは1999年に死亡。残された妻のJeanne-Marie さんが、病院に寄付することを決めた。競売に掛け寄付金を集めることが目的。
Jeanne-Marieさんによると、ディケンズは貧しい人々の英雄であり、グレート・オーモンド・ストリート病院を創設のころから援助していたという。「グレート・オーモンド・ストリート病院が貧窮していると知り、この机を寄付しようと決めました。チャールズ・ディケンズもそれを望んでいるはずです。彼の望みをかなえることができて光栄です」と語っている。(c)AFP