タミル系住民の強制退去を首相が陳謝
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【6月11日 AFP】ラトナシリ・ウィクラマナヤケ(Ratnasiri Wickremanayake)首相は10日、7日にコロンボ(Colombo)で行われた国内少数派タミル系住民の強制退去について、「誤った対応」と陳謝、このような措置を繰り返さないことを約束した。
7日、武装した警察官が首都内のタミル系住民が多く住む地区に突入、低料金の簡易宿泊施設に住んでいた数百人を強制的に退去させた。警察当局は、反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(Ligeration Tigers for Tamil Eelam、LTTE)」が同宿泊施設を活動拠点にしていたとしてこの措置の正当性を強調しているが、政府は国際社会から激しい非難を浴びている。
ウィクラマナヤケ首相は、タミル系住民が自発的に立ち退いたとするVictor Perera警視総監の主張を退け、当局の行為を「間違った措置」と指摘。「タミル系住民は住む場所を自由に選ぶ権利がある。政府を代表して深く陳謝したい」と述べた。警察は人々をバスで256キロメートル離れたバブニヤ(Vavuniya)まで連れて行ってからやっと彼らに村に帰りたいかどうかを尋ねたという。同首相は強制的に退去させられた376人に対する補償を検討していると語った。
また、最高裁判所は措置の早急な中止を命令、強制退去させられたタミル系住民の中には政府が提供したバスでコロンボに戻ったものもいるという。人権団体は、この措置は「民族浄化」を目的としていると非難している。
なお、前代未聞のこの措置を指示した政府関係者についてウィクラマナヤケ首相は名前は公表しなかったものの、調査は進行中で、厳しい罰則を与える方針であることを明らかとした。(c)AFP/Amal Jayasinghe
7日、武装した警察官が首都内のタミル系住民が多く住む地区に突入、低料金の簡易宿泊施設に住んでいた数百人を強制的に退去させた。警察当局は、反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(Ligeration Tigers for Tamil Eelam、LTTE)」が同宿泊施設を活動拠点にしていたとしてこの措置の正当性を強調しているが、政府は国際社会から激しい非難を浴びている。
ウィクラマナヤケ首相は、タミル系住民が自発的に立ち退いたとするVictor Perera警視総監の主張を退け、当局の行為を「間違った措置」と指摘。「タミル系住民は住む場所を自由に選ぶ権利がある。政府を代表して深く陳謝したい」と述べた。警察は人々をバスで256キロメートル離れたバブニヤ(Vavuniya)まで連れて行ってからやっと彼らに村に帰りたいかどうかを尋ねたという。同首相は強制的に退去させられた376人に対する補償を検討していると語った。
また、最高裁判所は措置の早急な中止を命令、強制退去させられたタミル系住民の中には政府が提供したバスでコロンボに戻ったものもいるという。人権団体は、この措置は「民族浄化」を目的としていると非難している。
なお、前代未聞のこの措置を指示した政府関係者についてウィクラマナヤケ首相は名前は公表しなかったものの、調査は進行中で、厳しい罰則を与える方針であることを明らかとした。(c)AFP/Amal Jayasinghe