【ブリュッセル/ベルギー 9日 AFP】25年にわたる交渉の末、米映画監督スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)のスタジオ、ドリームワークス(Dreamworks)が人気漫画、「タンタン(Tintin)」映画化への準備に乗り出したことが8日、同漫画の権利を保持する会社により発表された。

 「スピルバーグとの交渉は25年前から行っており、3年前には彼の会社、ドリームワークスと契約を結びました。同スタジオは先週、『タンタン』の映画シリーズ試作製作に取り掛かることを決定しました」ムーランサール(Moulinsart)のオーナー、ニック・ロッドウェル(Nick Rodwell)氏は語った。

 試作が成功すれば、2009年か2010年には、シリーズ第1弾となる大規模な作品が製作される見込みだと同氏は、ブリュッセルでの会見で述べた。

 ロッドウェル氏は23作ある「タンタン」シリーズのどの作品が映画化されるか、また、アニメーションになるか実写版になるかについての明言は避けた。

 「『ハリー・ポッター(Harry Potter)』シリーズの映画は7本になることは皆が知っています。我々には23のシナリオがあります。第1弾がうまくいけば、シリーズとして続くでしょう」

 ロッドウェル氏の妻、ファニー(Fanny)氏は作者、エルジェ(Herge)の唯一の相続人の男性と死に別れた元夫人である。ファニー氏は、1983年に亡くなったエルジェの著作を守る、スタジオ・エルジェ(Studios Herge)の社長も務めている。エルジェは「タンタン」の大規模な映画化を望んでいたという。

 写真は「タンタン」シリーズのタンタンとスノーウィー(Snowy)が描かれた高速列車(2007年1月10日撮影)。(c)AFP/BELGA/ERIC VIDAL