ボンで行われる「国際ベートーヴェン祭」のテーマは「英国」 - ドイツ
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【ボン/ドイツ 7日 AFP】例年ボンで行われている「国際ベートーヴェン祭 2007(Beethovenfest 2007)」が、2007年は8月24日から9月23日まで開催される。
今年はテーマは、「ボンが生んだ偉大な作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig Van Beethoven、1770-1827)と英国のつながり」に焦点が当てた「Joy - Beethoven and the British cultural area(歓喜 - ベートーヴェンと英国の文化圏)」となることが、主催者により発表された。英国から多くの音楽家、指揮者やオーケストラが参加することになる。
■「国際ベートーヴェン祭」とは
「ベートーヴェン祭」は、1845年、ベートーヴェン生誕75周年記念碑の除幕を祝い、3日間の音楽祭が行われたことから始まった。これまで招待されたゲストの中には、エクトル・ベルリオーズ(Hector Berlioz)、ルイ・シュポーア(Louis Spohr)、フランツ・リスト(Franz Liszt)といったその時代を代表する作曲家らが含まれている。
現在のような「国際ベートーヴェン祭」は1931年から行われ、当初は2、3年に一度開催されていたが、1999年以降は例年、開催されるようになった。今までにこの音楽祭では、ベートーヴェンがフランス、ロシアなどの国々に与えた音楽的や文化的の影響がテーマに取り上げられている。
■ベートーヴェンと英国のつながりは
そして今回、テーマに取り上げられたのが英国である。世界で最も有名な作曲家の一人であるベートーヴェンと、同時代の英国における音楽、文化、そして政治との関係に迫るものとなる予定だ。
ベートーヴェンの作品がロンドンに初めて紹介されたのは、1800年代前半、音楽興行師のヨハン・ペーター・ザーロモン(Johann Peter Salomon、1745-1815)によってである。その時すでにザーロモンは、オーストリアの作曲家、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(Franz Joseph Haydn、1732-1809)を英国で紹介し、その名声の確立したことで知られていた。
べートーヴェンは、1821年、スペインでウェリントン公爵(Duke of Wellington)率いる英国軍が、ナポレオン率いるフランス軍に勝利したことを記念した「ウェリントンの勝利(Wellingtons Sieg oder die Schlacht bei Vittoria)」など愛国的な交響曲も作曲している。この曲は「Rule Britannia」や「God Save the Queen(King)」をモチーフとしたもの。
また、ベートーヴェンの弟子の一人であり、友人ともいえる、ロンドンにあるロイヤル・フィルハーモニック協会(Royal Philharmonic Society)の監督、フェルディナント・リース(Ferdinand Ries、1784-1838)は、1820年頃にベートーヴェンから多くの作品を与えられた。その中の1つに、名曲として名高い「交響曲第9番(Ninth Symphony、1824)」がある。本年のベートーヴェン祭では、この交響曲のフィナーレを飾る「歓喜の歌(Ode an die Freude)」がハイライトとなる。
■2007年のベートーヴェン祭を彩る英国からの参加者
今年のベートーヴェン祭では、英国の作曲家による作品が大々的に取り上げられている。
ヘンリー・パーセル(Henry Purcell)、エドワード・エルガー(Edward Elgar)やベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten)といった音楽界の巨匠の作品と共に、トーマス・アデス(Thomas Ades)、ハリソン・バートウィッスル(Harrison Birtwistle)、ブライアン・ファーニホウ(Brian Ferneyhough)やジョナサン・ハーヴィー(Jonathan Harvey)らの現代の作曲家の作品も披露される。
オフィシャル・オープニングでは、エドワード・エルガーの「弦楽のためのセレナード(Serenade for Strings)」と「エニグマ変奏曲(Enigma Variations)」のコンサート・パーティー、名指揮者アンドリュー・デイヴィス(Andrew Davis)によるベートーヴェン作品のバイオリン・コンサートが開催される。
同祭では、BBC交響楽団(BBC Symphony Orchestra)、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ聖歌隊(Choir of King’s College, Cambridge)、アカデミー室内管弦楽団(Academy of St. Martin-in-the-Fields)、ヒリヤード・アンサンブル(Hilliard Ensemble)らを始めとした英国のアンサンブルが、61公演行う予定。
公演のハイライトの1つは12日に催されるベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten)作による「戦争レクイエム(War Requiem)」のコンサートとなる。
写真は2月25日、東京・両国国技館で行われた「第23回国技館すみだ5000人の第九コンサート」の様子。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO
今年はテーマは、「ボンが生んだ偉大な作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig Van Beethoven、1770-1827)と英国のつながり」に焦点が当てた「Joy - Beethoven and the British cultural area(歓喜 - ベートーヴェンと英国の文化圏)」となることが、主催者により発表された。英国から多くの音楽家、指揮者やオーケストラが参加することになる。
■「国際ベートーヴェン祭」とは
「ベートーヴェン祭」は、1845年、ベートーヴェン生誕75周年記念碑の除幕を祝い、3日間の音楽祭が行われたことから始まった。これまで招待されたゲストの中には、エクトル・ベルリオーズ(Hector Berlioz)、ルイ・シュポーア(Louis Spohr)、フランツ・リスト(Franz Liszt)といったその時代を代表する作曲家らが含まれている。
現在のような「国際ベートーヴェン祭」は1931年から行われ、当初は2、3年に一度開催されていたが、1999年以降は例年、開催されるようになった。今までにこの音楽祭では、ベートーヴェンがフランス、ロシアなどの国々に与えた音楽的や文化的の影響がテーマに取り上げられている。
■ベートーヴェンと英国のつながりは
そして今回、テーマに取り上げられたのが英国である。世界で最も有名な作曲家の一人であるベートーヴェンと、同時代の英国における音楽、文化、そして政治との関係に迫るものとなる予定だ。
ベートーヴェンの作品がロンドンに初めて紹介されたのは、1800年代前半、音楽興行師のヨハン・ペーター・ザーロモン(Johann Peter Salomon、1745-1815)によってである。その時すでにザーロモンは、オーストリアの作曲家、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(Franz Joseph Haydn、1732-1809)を英国で紹介し、その名声の確立したことで知られていた。
べートーヴェンは、1821年、スペインでウェリントン公爵(Duke of Wellington)率いる英国軍が、ナポレオン率いるフランス軍に勝利したことを記念した「ウェリントンの勝利(Wellingtons Sieg oder die Schlacht bei Vittoria)」など愛国的な交響曲も作曲している。この曲は「Rule Britannia」や「God Save the Queen(King)」をモチーフとしたもの。
また、ベートーヴェンの弟子の一人であり、友人ともいえる、ロンドンにあるロイヤル・フィルハーモニック協会(Royal Philharmonic Society)の監督、フェルディナント・リース(Ferdinand Ries、1784-1838)は、1820年頃にベートーヴェンから多くの作品を与えられた。その中の1つに、名曲として名高い「交響曲第9番(Ninth Symphony、1824)」がある。本年のベートーヴェン祭では、この交響曲のフィナーレを飾る「歓喜の歌(Ode an die Freude)」がハイライトとなる。
■2007年のベートーヴェン祭を彩る英国からの参加者
今年のベートーヴェン祭では、英国の作曲家による作品が大々的に取り上げられている。
ヘンリー・パーセル(Henry Purcell)、エドワード・エルガー(Edward Elgar)やベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten)といった音楽界の巨匠の作品と共に、トーマス・アデス(Thomas Ades)、ハリソン・バートウィッスル(Harrison Birtwistle)、ブライアン・ファーニホウ(Brian Ferneyhough)やジョナサン・ハーヴィー(Jonathan Harvey)らの現代の作曲家の作品も披露される。
オフィシャル・オープニングでは、エドワード・エルガーの「弦楽のためのセレナード(Serenade for Strings)」と「エニグマ変奏曲(Enigma Variations)」のコンサート・パーティー、名指揮者アンドリュー・デイヴィス(Andrew Davis)によるベートーヴェン作品のバイオリン・コンサートが開催される。
同祭では、BBC交響楽団(BBC Symphony Orchestra)、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ聖歌隊(Choir of King’s College, Cambridge)、アカデミー室内管弦楽団(Academy of St. Martin-in-the-Fields)、ヒリヤード・アンサンブル(Hilliard Ensemble)らを始めとした英国のアンサンブルが、61公演行う予定。
公演のハイライトの1つは12日に催されるベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten)作による「戦争レクイエム(War Requiem)」のコンサートとなる。
写真は2月25日、東京・両国国技館で行われた「第23回国技館すみだ5000人の第九コンサート」の様子。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO