【7月14日 AFP】英ロンドン(London)郊外で14日、航空見本市「ファンボロー国際航空ショー(Farnborough International Airshow)」が開幕する。だが、初日の会場に米軍の最新鋭ステルス戦闘機「F35」の姿はない。

 同航空ショーは、欧州航空・防衛大手エアバス(Airbus)と米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)が海外への売り込みをかけてしのぎを削る航空業界の一大イベント。米軍関係者にとっても、最新鋭のF35を世界に見せつける格好の機会となるはずだった。

 しかし、5月23日に起きたエンジンの発火を受け、米空海軍は先週、検査のためF35全機の飛行中止を命令。予定されていたファンボロー国際航空ショー初日の出展は取りやめとなった。

 ただし同航空ショー主催者は、今週末にはF35の参加もあり得ると述べている。航空ショーは20日まで。(c)AFP