【3月30日 AFP】豪サウスオーストラリア(South Australian)州地方裁判所は、交際中の男(37)の関心を引くために自分の娘(10)を性的虐待していたとして、娘の母親(35)に不法な性交の罪や強制わいせつ罪、児童ポルノの製造の罪で禁錮5年6月の有罪判決を言い渡した。豪メディアが28日、報じた。

 被告は、10歳の娘を性的に虐待して写真を撮影し、恋人である教員の男を喜ばせていたという。男は4件の不法な性交の罪と児童ポルノの製造と所持の罪で起訴されて罪を認めていた。男も禁錮5年6月の判決を受けた。判決により両被告は少なくとも3年半は仮釈放が認められない。

 女は裁判で、恋人を失うことを恐れていたと主張したが、サイモン・ストレトン(Simon Stretton)判事は両被告が「自発的に異常な性行為に参加していた」と述べた。オーストラリア放送協会(ABC)によると、女は、過去に薬物とアルコールを乱用したことがあり、精神的に非常に不安定で孤独を過度に恐れていたと主張していた。

 事件が発覚した発端はオンライン上の不審な会話だった。警察が男を捜査したところ写真が見つかった。(c)AFP