【3月25日 AFP】米連邦航空局(FAA)は24日、2020年までに米国内で飛行する小型無人機(ドローン)の数が16年末の予想台数の3倍近くに増え、約700万機に達するとの推計を発表した。

 FAAは報告書で「無人機は航空業界の中で最も力強く成長する部門になるだろう」と述べた。FAAが推計した16年末までのドローン数は約250万機という。

 だが、民間ドローン市場の発展は、米政府が今後導入するであろう安全対策と規制次第になるだろうとFAAは述べ、2015年にすでに「新たな節目」は導入されていると付け加えた。

 FAAは昨年12月、カメラなどの積載物を含めて重量250グラム以上、25キログラム未満の小型無人航空機について、登録を義務付ける新たな規則を発表した。

 娯楽用のドローンの数は2016年の190万機から、2020年には430万機に増える見通し。一方、商用ドローンは同60万機から270万機に急増する予測だ。

 だが商用ドローンの将来予測については、「市場が力強く、急速に発展していることから、(予測は)より困難だ」とFAAは述べている。

 FAAは今後数か月以内に、ドローンの規制に関する最終文書を公開する予定となっている。(c)AFP