【8月30日 AFP】先月から爆発的に広まった、氷水をかぶって難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対する認知度の向上と患者への支援を呼びかける運動、「アイス・バケツ・チャレンジ(Ice Bucket Challenge)」で集まった寄付金の額が、1億ドル(約104億円)を超えた。米ALS協会(ALS Association)が29日、発表した。

 ルー・ゲーリッグ病(Lou Gehrig's Disease)とも呼ばれるALSの患者の支援を行うALS協会によると、昨年の同じ時期(7月29日~8月29日)に同協会に寄せられた寄付金は、280万ドル(約2億9100万)だった。

 協会のバーバラ・ニューハウス(Barbara Newhouse)理事長によれば、集まった寄付金はこの病気に関する研究費用に充てられるほか、患者の治療費や生活支援に充てられる。

 これまでにこの運動に参加した著名人は、トム・クルーズ(Tom Cruise)、スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)、ビル・ゲイツ(Bill Gates)、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前米大統領はじめ、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)、シャキーラ(Shakira)、レディー・ガガ(Lady Gaga)、マット・デイモン(Matt Damon)、ウサイン・ボルト(Usain Bolt)、ジゼル・ブンチェン(Gisele Bundchen)、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、ケイト・モス(Kate Moss)、デビッド・ベッカム(David Beckham)、ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)などの各氏。(c)AFP