【5月14日 AFP】パプアニューギニアで前週、巨大なワニに襲われた少年の手足が、このワニの中から見つかった。また襲撃された現場近くで、少年の頭部も発見された。

 14日の報道によると、11歳のメラス・メロ君は8日、同国南部湾岸(Gulf)州にある川で両親と一緒に釣りをしていたところを体長4メートルのクロコダイルに襲われた。現地の警察署長は国営紙に「クロコダイルは尾で少年をはたき倒し、無防備な少年を襲った」と語った。

 クロコダイルを追跡し、殺害した警察は、クロコダイルの中から少年の両手両足と腰骨を発見した。後に発見された頭部は遺体安置所へ運ばれた。

 オーストラリアのチャールズ・ダーウィン大学(Charles Darwin University)の研究者らが作るワニの襲撃に関するデータベース「クロコバイト(CrocBITE)」によると、パプアニューギニアでワニによる襲撃は今年に入り2件目。同国では1958年以来、ワニによる襲撃事件が75件記録されており、うち65件で被害者が亡くなっている。(c)AFP