【10月20日 AFP】ペルー空軍はこのほど、空中で発生する特異現象──未確認飛行物体(UFO)の目撃情報など──について調査する空中特異現象調査局(DIFAA)を復活させると発表した。

 フリオ・ブセティク(Julio Vucetich)大佐は19日に発表した声明で、「普通ではないと思われる現象を目撃して驚きや不安を感じた人たちからの報告を受け、調査研究する機関があることを知っておいてもらいたい」と述べた。

 国営アンデス通信によると大佐はDIFAAについて、空軍職員のほか社会学者、考古学者、天文学者らで構成され、こうした現象が発生する頻度や場所や時刻などについて分析すると説明している。

 DIFAAは2001年に創設されたものの、運営上の問題で5年前に閉鎖されていた。ブラジル、アルゼンチン、チリなどの周辺国も同様の機関を設置している。大佐は今回の復活の決定について、「国内での目撃情報の増加と、そうした情報が報道機関に伝えられていること」を理由に挙げている。

 ペルー国内の報道によると、アンデス(Andes)山脈中部のマラバンバ(Marabamba)ではこの1週間にも、住民らが空を飛ぶ複数の発光体を数日間にわたって目撃している。(c)AFP