【12月25日 AFP】中米ホンジュラスで11月30日に投票が行われた大統領選挙で、ドナルド・トランプ米大統領が支持を表明した野党の保守派候補ナスリー・アスフラ氏(67)の勝利が24日、発表された。僅差の選挙で、開票は遅延や不正の疑義に見舞われた。

選挙管理委員会は、パレスチナ移民の息子であるアスフラ氏が、同じく保守派のテレビパーソナリティーで自由党のサルバドル・ナスララ候補を1ポイント未満の差で破ったと発表した。公式結果によると、得票率はアスフラ氏が40.1%でナスララ氏が39.5%だった。与党左派リブレ党から出馬したリクシ・モンカダ候補は19.2%で3位に終わった。

アスフラ氏の勝利は、左派シオマラ・カストロ大統領政権の4年を挟んで、中南米でも特に貧しい国の一つで右派が再び権力を握ることを意味する。現政権は中国と接近し、2023年に台湾と断交しているが、アスフラ氏は台湾との外交復活を掲げている。

今回の結果は、チリ、ボリビア、ペルー、アルゼンチンに続く地域での保守政権の台頭と足並みをそろえる。

アスフラ氏は、「ホンジュラスの皆さん、私は統治する準備ができている。皆さんを失望させない」とX(旧ツイッター)に投稿した。アスフラ氏は1月27日に就任する。

米国はアスフラ氏の勝利を歓迎。マルコ・ルビオ国務長官は「二国間および地域の安全保障協力を進め、米国への不法移民の流れを終わらせ、両国間の経済的結びつきを強化するために、新政権と協力することを楽しみにしている」との声明を発表した。(c)AFP