【12月21日 AFP】カンボジア内務省は21日、タイとの国境で約2週間続いている戦闘により、国内で50万人以上が自宅から避難していると発表した。

内務省は声明で、51万8611人が「タイのF16戦闘機による砲撃、ロケット攻撃、空爆から逃れるため、自宅や学校からの避難を余儀なくさせられ、深刻な困難に直面している」と述べた。

タイ政府によると、同国でも約40万人が避難しているという。

両国の間では砲撃や戦車、無人機、戦闘機による戦闘が再燃し、これまでにタイで少なくとも22人、カンボジアで19人が死亡した。

両国は植民地時代に定められた約800キロの国境をめぐって対立しており、歴史的寺院の帰属問題などでの応酬が続いている。(c)AFP