インド、3年連続でドーピング違反数世界最多 WADA発表
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【12月20日 AFP】世界反ドーピング機関(WADA)は、インドが3年連続でドーピング違反数ランキングの1位になったと発表した。
16日に公開された年次報告書によると、インドの国家反ドーピング機関(NADA)は2024年に7113件の尿および血液サンプルを採取し、そのうち260件が陽性だった。
昨年、最もドーピング事例が確認されたのは陸上競技の76件で、次いで重量挙げの43件、レスリングの29件が続いた。
今月初めに行われたインドの大学陸上大会では、反ドーピング当局の職員が会場にいたため多くの選手が逃げ出し、一部の種目では1人しか出場しなかったとの報道もあった。
昨年の陽性件数ランキングは、2位が91件のフランス、3位が85件のイタリアだった。4位タイにはそれぞれ76件でロシアと米国が並び、54件のドイツ、43件の中国が続いた。
世界最多の約14億人の人口を誇るインドは、22年と23年もドーピング違反国ランキングで1位となっており、同国にとっては不名誉なハットトリックとなった。(c)AFP