【12月16日 AFP】米当局は15日、ロードアイランド州プロビデンスにある名門大学群「アイビーリーグ」のブラウン大学で先週末に発生した銃撃事件で、「重要参考人」を捉えた新たな画像を公開した。2人が死亡し、9人が負傷した事件で、実行犯の行方はいまだに分かっていない。

警察は当初「重要参考人」を拘束したと発表したが、のちに事件との関係はないと判断し、釈放した。

警察は15日の記者会見で、新たに入手した防犯カメラの映像を公開。事件に関与しているとみられる別の人物で、暗い色のニット帽とマスク、厚手の上着を着用しているのが確認できる。

当初公開された映像には、1階の教室で発砲した後に、人気のない通りを足早に歩く容疑者の後ろ姿が捉えられていた。

米非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ」のデータによると、米国では今年、4人以上が銃撃される事件がすでに300件以上発生している。

ドナルド・トランプ米大統領は14日、ホワイトハウスで行われたクリスマスイベントでブラウン大学での銃撃事件について短く言及。「何が起こるかわからない」としながら、負傷者の早期回復を願うと述べた。(c)AFP