水中無人機でロシア潜水艦を攻撃、侵攻後初 ウクライナ発表
このニュースをシェア
【12月16日 AFP】ウクライナは15日、黒海沿岸のノボロシースク港に停泊していたロシアの潜水艦を水中ドローンで攻撃したことを明らかにした。2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、ロシアの潜水艦が攻撃されるのは初めて。
ここ数週間、ウクライナは黒海で、ロシアに関係しているとされる船舶への攻撃を強化している。一方のロシア側も、黒海沿いのオデーサ港への攻撃を継続している。
最近では、トルコの貨物船2隻が攻撃を受けた。ウクライナ側はこれら船舶がロシアと関係のある標的だったと述べている。トルコは港湾やエネルギー施設への攻撃の停止を求め、地域情勢の「エスカレーション」について警告した。
ウクライナ保安庁(SBU)はテレグラムへの投稿で「独自の特殊作戦を実施し、ノボロシースク港で攻撃を行った」と述べ、「水中無人機がロシアの潜水艦を爆破した。史上初の攻撃だ」と付け加えた。
SBUによると、この潜水艦は「ウクライナ領土への攻撃に使用されるカリブル巡航ミサイル発射装置4基」を搭載しており、「重大な損傷を受け、事実上行動不能になった」という。
ウクライナ側の主張について、ロシアからのコメントはまだない。(c)AFP
