【12月16日 AFP】仏パリのルーブル美術館の職員が15日、労働条件の改善などを求めてストライキを行い、終日閉館となった。

約400人がストライキに参加し、来館者の増加によるスタッフ不足に加えて老朽化した施設の改善を求めている。

美術館のガラスのピラミッド前では、ストライキに参加した職員らが集まり、正面玄関を封鎖して横断幕を掲げた。

美術館の労働組合によると、ストライキは学芸員や研究者からも支持を得ているという。

休館の知らせを聞いた数百人の観光客らは、落胆した様子で美術館を後にした。

ストライキの継続については17日に判断するという。

10月、美術館で宝飾品強盗事件発生し、数日休館した。また、11月には建物の一部の梁(はり)に構造的な弱点が見つかったため、予防措置としてギャラリーの一つを閉鎖した。(c)AFP